一般的には、一回分を少量のぬるま湯に 溶かしてスポイトなどで飲ませるか、散剤をごく少量のぬるま湯でペースト状にして歯肉と頬の粘膜の間 に塗って飲み物で流し込むという工夫が、提唱されています。 また、服用時点については、薬が吐きにくい状態にしておくために、特別な理由がない限り食前で処方されます。 ここで注意!! 乳幼児の場合、 1回分のミルクに溶かすことは、「全てを飲みきれず、投与量が減ってしまう」 と言う問題や、「ミルクに薬の味がつくことで飲むのを嫌がり、その後、 薬が混ざっていないミルクまで飲まなくなる恐れがある」などの理由から、 好ましくないとされています。 その他に、散剤の投与方の工夫について、表に示しました。 どの方法を採るにしても、あまり強引に服用させようとすると、 かえって逆効果になり、他の薬まで服用を拒むようになって しまい、その後の薬物治療を困難にしてしまうことがあるので、 固定的な考えをもたずに、子供の好みに合わせて工夫するのが いいでしょう。
乳幼児の場合、 1回分のミルクに溶かすことは、「全てを飲みきれず、投与量が減ってしまう」 と言う問題や、「ミルクに薬の味がつくことで飲むのを嫌がり、その後、 薬が混ざっていないミルクまで飲まなくなる恐れがある」などの理由から、 好ましくないとされています。