熱時ろ過--<全体 mpg>
ろ過のときに溶液が冷えないよう、予めロートをろ紙を暖め
全て(溶液、ろ紙、ロート)が熱いうちにろ過を完了する。


  1. 結晶を溶解させた溶媒と同じ溶媒をあらかじめ加熱しておく。
    (例では、水を使用しているので熱湯を準備する)
  2. ろ紙をセットしたロートにかけてろ紙を濡らすと同時に全体を十分に暖める。
  3. マイヤーの上にセットして、ろ紙とロートが熱いうちに、1.で得られた加熱溶解させた溶液を注いでろ過をする。
  4. ろ過がすんだら、ロートを取り除き、ホコリが入らないように薬包紙等でフタをして、静置、放冷。
  5. 冷えると結晶が析出する。
注意!---------------------------------------
  • 火傷をしないように注意。
  • ろ過前にろ紙とロートが冷えてしまったら、やり直し。
  • ろ紙とロートを暖める係りと、結晶を加熱溶解する係りとに役割を分担して、タイミングよく行う。
  • ろ過はできるだけ一気に行う。溶液が多くて一回ではろ紙上に注ぎ切れないときは、ろ液が落ちるのを待つ間に溶液が冷えないように、加熱を続けて高温に保つ。
  • ろ紙上に多量の結晶が析出してしまったらやり直し。
  • 通常はろ液を水や氷で急激に冷却しない。
  • 室温になっても結晶が出ないときはガラス棒で容器の内壁をこする
    (刺激をあたえると析出する)。
  • 室温になって結晶が析出後は、氷水で冷却することもある。