光学異性
(教科書94ページ 第12章「異性体」 光学異性
参照。)
偏光面を回転させることのできる化合物を光学活性であるといい、
旋光性 を有するといいます。
これに基づく互いの異性体を光学異性体といいます。
光学異性体が存在するための必要かつ十分な条件は分子がキラリティー
であるということで、逆にこのような性質を有しない化合物はアキラリティー
であるといいます。
キラリティー chirality: 鏡の前においた実像と鏡に見える鏡像の関係
あるいは 左右の掌の関係
不斉炭素をもつ分子として代表的な乳酸を下に示します。
乳酸の中央の炭素原子のようにことごとく異なった原子あるいは原子団と
共有結合する炭素を不斉炭素原子といい、分子内に不斉炭素原子を有する
化合物はキラル化合物であることが多いです。
<乳酸>