回転異性
(教科書 42ページ 第6章 「アルカン」の構造についての記述
参照)
C-C結合軸の回転による異性。立体配座異性ともいいます。
<ブタン>
ブタンの炭素・炭素結合は容易に回転することができます。(自由回転)
この自由回転によって両炭素に結合する水素原子の相対的位置が変わります。
下に示す分子モデルでは、アニメーション開始ボタンを押すとコンフォメーションが
変わっていきます。アニメーション停止ボタンを押すと
アニメーションが止まります。
これで ブタンのいろいろなコンフォメーションを確認してみましょう。
(教科書 P42)
a | b | c | d |
<シクロヘキサン>
シクロヘキサンは 椅子型→舟形→椅子型 と形を変えます。
下のシクロヘキサン分子で 赤色の原子と緑色の原子に着目しましょう。
最初、赤色の原子はアキシヤル結合 緑色の原子はエクアトリアル結合を
しています。
アニメーション開始ボタンを押すと、シクロヘキサンの形が変わっていき、
最終的には 逆向きの椅子型シクロヘキサンになります。
このときの、原子の結合の仕方の変化をみてみましょう。