〔問〕 薬物の血漿たん白結合に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 一般に血漿たん自質と薬物との結合及び解離反応は、きわめて速い可逆反応 である。 2 アルプミンは血漿たん白結合に関与し、その重量濃度は血漿中に含まれる全 たん白質のなかで最も高い。 3 血漿たん白結合の結合定数が大きい薬物が高用量で投与される場合には、血 漿中の遊離形薬物の割合は大きくなる。 4 正常な脳脊髄液、リンパ液のたん白質濃度は血漿よりもかなり高いので、一 般にこれらの血管外液中の総薬物濃度は、血漿中の総薬物濃度よりも高い。 5 フェニトインの抗けいれん作用は、投与量や血漿中の総薬物濃度よりも血漿 中の遊離形薬物濃度に依存する。 (78回) |