臨床における薬物療法は単独で使われるより、2剤以上の薬物が同時に、あるいは間隔をおいて併用さ
れる場合が多くあります。これは、同一の患者に複数の疾患がある場合や副作用の防止と軽減、あるいは
主薬の薬効増強を目的として併用されるケースです。
 2剤以上の薬物が併用されると、薬物同士が互いに作用しあって、単独で用いられた時より、作用の増強、
減弱を示したり、あるいは物質的変化などを起こします。これを薬物相互作用(drug interaction)といい
ます。薬物相互作用は、その作用機序から薬物動態学的(薬動力学的)相互作用と薬力学的(薬理学的)
相互作用に大別されます。

 本データベースでは、臨床上問題となる薬物相互作用の例を精選し、メカニズムならびに対処法を表に
まとめています。

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この教材は、社団法人 私立大学情報教育協会薬学情報教育研究委員会が開発中の教材です。

原案


作成
武庫川女子大学 薬学部 教授
神戸学院大学  薬学部 教授
武庫川女子大学 薬学部 助手
   A&Sコミュニケーション
松 山  賢 治
山 岡  由美子
田鶴谷  恵 子
一 見  千 鶴