腫れ物に触るような対応は厳禁
患者に余分な不安・不信を与え、ノンコンプライアンスの 原因ともなります。
その場逃れ的な説明は服薬拒否に直結
病名の告知がなされていない場合、「どんな副作用がありますか?」
と質問された場合、その場のがれ的な説明をすると服薬拒否に直結
します。その際は、薬剤には個人差があり一概には説明出来ない旨を
伝え、不快な症状がある場合には主治医に連絡するように指導します。
カマかけにのってはダメ
癌の告知を受けたように「これが癌の薬ですね?」とカマをかけて
くる患者がいますが、その場合、「そうです」と安易に答えず、
否定も肯定もせずに「これは手術後の症状を安定させる薬ですから、
指示されたようにきちんと服用するようにしてください。」と
明快に説明するのがよいでしょう。
告知を受けている患者さんにはマイルドに
告知があった場合には、「これが再発を防止する薬です」といった
表現で、マイルドに説明する。 モルヒネについては、服用しても
医療機関の監督下に服用するので麻薬中毒の心配はない旨を説明し、
痛みどめではモルヒネが最も有効な薬であることの理解を深めさせ、
規則正しく一定の時間に使用するように指導する。
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