薬を長い間保管しておく


   高齢者には、ものを非常に大切にする人が多く、薬が余った場合に、それを自宅の薬箱に大切にしまっておく患者も少なくありません。古い薬剤を保存しておくことは、飲み間違えをしてしまったり、使用期限が切れてしまう場合があります。また、外用剤の場合には、変性したり、雑菌が混入する可能性があります。

   もしも、このような患者がいたら・・・
「余った薬を保管しておいても、その時々で病気の状態は違いますし、薬の効き目がなくなってしまうこともあります。また、薬を取り違える原因にもなります。余った薬は捨ててしまうか、病院(薬局)にお持ちいただければ、こちらで処分いたします。」

といった指導も必要です。