病気に慣れてしまっている



   高齢者の疾患は慢性的なものが多く、漫然と服薬を長く続けている患者も少なくありません。そのため、服薬や治療の意義と目的に対する自覚が気薄となります。
   例えば、生活習慣病に関しては、食事、運動、禁煙、飲酒、睡眠など、日常の生活習慣の改善が重要ですが、これまでのやり方(特に食事や喫煙)をなかなか変えようとしません。
   そのため、薬剤師には、医師が行った生活指導を患者に再度確認させ、生活習慣の改善を徹底させるために、何らかのサポートをするという姿勢が求められています。