患者の心理状態を理解しておくことは、医療人として患者に接するうえでとても重要なことです。そして、そのためには病人特有の心理について理解することが必要です。
病気に伴う基本的な心理の変化のもとは「不安」であり、不安がノンコンプライアンスを招く大きな要因となります。
不安は未知のものに対する恐怖から生じるもの。
薬剤師は服薬指導を行う場合、患者がどのような不安を持ち、それが何から生じてきたのかを探り出す必要があります。また、患者の心理状態は健康な人に比べて複雑であると同時に、特徴的であることを頭に入れて接すると理解が早まるでしょう。
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