消化器用剤


勝手な休薬を防止する


高齢者には、「胃の薬」などと、ひとまとめに説明した方が覚えてもらいやすいですが、実際には、様々な目的で使用されています。服用時の注意事項、具体的には、消化酵素剤の腸溶錠、カプセル、顆粒等をかみ砕かないことなどを指導します。
   また注意したいのは、「胃の薬」と説明しておくと、胃の自覚症状の消失を気に自分の判断で服用を中止してしまいがちです。そこで、患者の性格を考慮しつつ、必要に応じて、自己判断で休薬しないこと、服薬中止時期は医師と相談しなければならないことを指導します。


注意!
・アルミニウムやマグネシウムなどの金属を含む制酸剤には、他剤との相互作用が多い。
・抗コリン作用を持つ消化性潰瘍治療薬は、高齢者に比較的多い緑内障や前立腺肥大症を合併している患者に禁忌である。