向精神薬


服用の不安感をなくす説明をする

高齢になると、不眠や、イライラするといった症状を改善するために、向精神薬が処方されるケースが増えてきます。しかし、高齢患者の中には、「薬が癖になるのではないか」と不安感を抱いていることがあります。また逆に、自分勝手な使い方で服用している患者もいるため、丁寧な指導が必要です。

一方、向精神薬では、医師が患者に本来の薬効を伝えないことがあります。過敏性腸症候群の患者に「腸の薬です」と話して抗不安剤を渡し、その効果を確認するといった場合がそれに当たります。薬局での服薬指導の前には、まず「先生からはどのように言われましたか」と聞き、医師の治療方針を患者から聞き出す必要があるでしょう。