小児の薬物動態については、小児科医も熟知していて
投与量などにそれが反映されていると思ってよいでしょう。
しかしながら、全てを把握しているとも言い切れません。その上、小児の生理機能の発達というのは個人差が大きく、想外の影響が現れることもあります。 そのため、薬剤師は必要に応じて患児もしくは保護者にそ 危険性について注意を促すことが大切です。 ここに示したのは、生理機能の指標となる各種パラメーター で見た新生児と成人の違いです。
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上の表より、特に、胃酸放出量・糸球体濾過速度は、成人と新生児の差が大きい事がわかります。これらの差は、成長するにしたがって小さくなっていきますが、
新生児だけにみられるものや、学童期まで続くものまで
様々です。 |