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どんな病気の治療をうけているか?
病名を知ることは、医師の処方意図を理解する手掛かりとなります。
病名を知らないと、その薬が病気そのものを治療するためのものなのか、副作用防止のためのものなのかが判断できません。そんな状態で服薬指導を行うと、患者さんに余計な不安感を抱かせてしまう危険性があります。
よって、病名と処方内容の関連性を把握しておくことは大切なことであるといえます。
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いつから通院・入院しているか?
これは、服薬指導を始める時に必要なことです。
患者さんがいつ頃から通院・入院しているのかを知っておくことは、指導を始める際に話のきっかけの一つとなります。
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初めの症状はどのようなものだったか?
これも、服薬指導を始める時に必要なことです。
ほぼ初対面である患者さんに対して、「(いつ頃から)どんな症状で、治療を始めたのか」ということについて会話を始めることで、患者さんは、この薬剤師は自分の病気や治療について理解してくれているという安心感を持ってくれるのです。
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処方内容の変更はあったか?
変更があったかどうかを確認するのは、患者さんの病状や治療状況を把握する上でも大切なことです。
また、どのくらい薬を服用しているのかに注目するのも大切なことです。
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臨床検査値
臨床検査値を利用することで分かるのは、副作用が発現していないか?ということについてです。
ということは、どの薬がどんな副作用をもっているのか把握しておく必要があります
。また、それが臨床結果と一致したからといってすぐに薬による副作用だと決め付けるのも良くありません。患者さんの現在の状況を診ながら原因がなんであるのかの見当を付けることが大切です。
つまり、薬物は臨床検査値の変動の原因の一つであると考えるのが適当なのではないでしょうか。
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