1.薬物の消失

このグラフはある薬物を静脈内に急速注入した場合の、血中薬物濃度の変化を表しています。
グラフの縦軸は血中濃度(μg/mL)、横軸は時間(hr)を表しています。

グラフの青い線は、投与量80(mg/kg体重)、分布容積2.0(L/kg体重)、 生物学的半減期2(hr)の場合の血中濃度の変化を表しています。

半減期が2時間ですから、投与2時間後に血中濃度が40(μg/mL)から20(μg/mL)に 半減しているのが分かりますね。

ここでは、例として投与量をいろいろ変更してみましょう。
まず投与量を半分の40(mg/kg体重)にしてみましょう。
投与量が減るのですから、血中濃度も少なくなると予想できますね。
グラフで確認してみましょう。

その他、いろいろ投与量を変更してグラフの変化を確認してください。